危険負担きけんふたん

危険負担とは、売買等の双務契約が成立した後に、債務者の責めに帰することができない事由で目的物が滅失・毀損等してしまったことにより履行不能となった場合において、損失を当事者のいずれが負担するかという問題のことをいう。換言すると、一方の債務が履行不能により消滅した場合に、もう一方の反対債務も消滅するか、反対債務が消滅することなく存続するか、という問題である。